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旬の野菜は栄養豊富
日本の研究により、旬の野菜の方が、時期はずれの野菜よりもビタミン含有量が高いことが明らかに
2002年10月30日:日本では多くの研究により、旬の時期に栽培した野菜は、ビニールハウスを用いて季節はずれに育てたものより、ビタミンA、C、カロテンの含有量が多いことが明らかになってきました。
ノースカロライナ州立大学 の農業生命科学部土壌科学科 出身のジョエル・ガルバー が、日本の女子栄養大学生物有機化学研究室 からの情報をメールで送ってくれました。
(女子栄養大学 :〒350-0288埼玉県坂戸市千代田3-9-21)
ビタミンC
ビタミンC含有量は、明らかに収穫時期に影響されるように見受けられる。例えば、ホウレン草では、時期はずれに生産したホウレンソウは、旬の時期に生産されたものと比較して、ビタミンC含有量が1/5−1/8にまで低下した。トマトやブロッコリのビタミンC含有量も、時期はずれのものでは1/2に低下した。
カロチン
ビタミンAの前駆物質であるカロチンの含有量も、収穫時期の影響を受けた。時期はずれのブロッコリのカロチン含有量は、旬のものが示す最高値に比べ1/4に、ニンジンでも半分以下に低下した。
旬に影響されない野菜・果物類
ピーマン、セロリ、キウイなど幾つかの野菜や果物では、ビタミンCとカロテン含有量は、季節に拘わらず概ね一定であった。
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