土を大事にすること−それが地球と地球上のすべての生き物を守ることにつながります
ジョン・ハバラン(ロデール研究所所長)

ジョン・ハバラン
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世界の子供達や農家達は私たちの未来に希望を与えてくれます。十分な土や食べもの、一人一人の健康と環境の再生が社会的に、世界的に必要とされており、彼らは変革をもたらす大切な担い手となるでしょう。そして今後、私たちは彼らに大きな関心を持つことになるでしょう。
11月に(www.kidsregen.org)のサイトを立ち上げ、KRRNの他のいくつかのプログラムを加えて、スタートしました。それは、とてもエキサイティングで、強く心に残るようなスタートとなりました。私たちは、子供たちが、食べ物ができる過程、健康や環境に及ぼす影響について考える姿勢を変えて欲しいと願っていますが、そのための非常に大きな一歩を踏み出したと確信しています。KRRNのとても人気のあるキャラクター, てんとう虫のミス・レディバッグとカマキリのP.レイがアドバイスしてくれたり、勉強になるコメントをくれたりしたら、子供たちは、それに反対するでしょうか?きっと、すんなり理解してくれるでしょう。
現在、KRRNに参加している子供達は、近い将来、消費者になる訳ですから、彼らは、できるだけ健康的で、再生可能な手法で栽培された食べ物を求めるでしょう。市場は世界規模で急速に広がっています。そのとてつもなく大きな需要に対して、農家の人たちは、準備していかなければなりません。ロデール研究所は、農家がそのことを進めていくお手伝いをしていきます。2001年の末近く、アンソニー・ロデールは、ニューファーム・マガジンの復活を発表しました。今回は、インターネット上のウェブ雑誌として、世界中の農家に配信していきます。1975年から1995年の間、その雑誌は再生可能な農業についての先駆的な意見を掲載し、よりよい栽培方法に挑戦するよう何万人もの農家を励ましてきたのです。
ニューファーム復活の中心となるコンセプトは“トレーニング”です。アンソニーいわく、「ニューファームは、ロデール研究所のマルチブランドの一つになるでしょう。ロデール研究所は、オーガニック農業/再生可能な農業を、実地学習とインターネット上での学習の両面からサポートしていきます。2004年までには、農家の養成や技術的な支援に取り組む最初の情報提供機関として世の中に認められるようになるでしょう。」と。
私たちは、既に蓄積されている調査研究をもとに、新しい総合的な研究プログラムをニューファームのトレーニング・プログラムの中に盛り込んでいく企画をしています。“このプログラムは、私たちが再生可能な農業の研究をする理由と方法を再定義し、農業、社会、環境に対して、どのようにすれば広範囲にわたって影響や変化を与えることができるかを見直す大事な機会となるでしょう。”とアンソニーは語っています。
このプログラムを進めるにあたり、私たちは多くのパートナーから、力強い支援を頂いています。特に神慈秀明会からは大きな支援を頂いています。私は、神慈秀明会から個人的にも職業面においても感化を受けました。この二つの団体の提携は、この地球の再生と回復に向かっての大きな推進力となるに違いないと、私は心から信じています。
世界に点在する農家と若者の共同体が、社会における希望の光となり、魂と体が求めるものを正しく満たす方法を伝えてくれること、それが私たちの望みです。
2001年、私たちは成功へ向かって、エキサイティングな活動をしてきたと確信しています。

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