未来のために農場を築く
10の原理:
1. 土地は食物生産のためだけにあるのではない。それは人格形成の場であり、農家と農場の会員が属している場所である。
2. 互いに仲間であるという認識をもつことにより、他の人々とも人間関係を保ち、土地を大切にすることを学ぶことができるようになる。
3. ある場所へ自分がつながっているという意識を感じるとともに、大地に根ざした生活について語れるようになるかもしれない。これは大地に根ざした生活の中にある教訓を世代から世代へと、都市に住む仲間の会員へと伝えていくことを意味する。
4.会員が参加する農場をつくることで、新しい政治経済学を確立していることになる。これは農家がもはや労働力と見なされない、都市の人間が消費者として見られないという地方経済のひとつの例であり、そしてそこでは土地は生産手段とは見なされないのである。
5. 新しい政治経済学は、それが純粋な姿を表すことにより、効率本位の産業経済や食糧システムへの批判となる。
6. 共に仕事をすることにより、より大きな産業経済から解放されることが可能になり始める。機械は人力に置き換えることができる。市販の投与物(化学肥料、防虫剤)は、農場の土地を肥沃にすることや害虫予防のための工夫に置き換える。
7. 土地を大切にするために仕事をすることは愛情表現のひとつである。
8. 農場で育てられた食物を食べることにより、いつもの食事時間を感謝の時間や賞賛の時間にする。
9. もてなしの実践。都会に住む子供連れの会員、大学生、ゲストが滞在するための場所をつくる。ゲストルームそして/あるいはキャンプの設備。ゲストを招いて食物と仕事を分かち合おう。自分たちのところで、田畑、森での体験をする時間を提供しよう。
10. 農業や人生について一緒に会話をすることに時間をかけよう。
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